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NEW! 感染症予防対策委員会よりお知らせです

感染症予防対策委員会は、施設内の食中毒を含むあらゆる感染症の発生や発生時の感染拡大を防ぐため、感染症予防の啓蒙活動を行う委員会です。
感染症クラスター発生時の初動対応・助言等も行っています。毎月1回委員会を開き、現在市中で流行している感染症の注意連絡、感染対策の勉強会、掲示物作成、感染症ラウンド(施設内をくまなく巡り、衛生面や環境整備で感染症に繋がる要素がないかをチェックし改善を促す)を行っています。

今回は年度はじめということで、年度計画をたてました。
各部署から1名以上委員が出席し、前年度の反省を生かし、いかに感染症スタンダードプリコーションを施設内で徹底できるかを考え、感染症BCPに添った活動計画を作成しました。

介護感染対策の3原則である、
「感染源を持ち込まない」「感染源を持ち出さない」「感染源を拡げない」
ことを強く意識し、今年度も感染対策の要となって活動していけるよう委員会一同力を合わせて頑張ります。


★★感染症予防対策委員会便り★★

5月に注意が必要な感染症についてご紹介いたします。

≪溶連菌感染症≫
溶連菌による感染症です。
喉が痛む・発熱・首の腫れ(リンパ)・扁桃腺に白い付着物がある・いちご舌・手足の皮膚がむける・顔や身体(特にわきの下や下腹部)に小さくて赤い発疹・倦怠感などの症状がでます。心臓の障害や関節炎を引き起こすこともあります。
感染から発症までの潜伏期間は2~5日程です。多くは小児がかかりますが、免疫低下によって大人が発症するケースもあります。肺炎や腎炎など合併症を起こすこともありますのでご注意ください。まれに劇症型溶連菌感染症(致死率3割)になることもあります。合併症を防ぐためにも症状がある場合は、病院へ。

≪ロタウイルス≫
春に起こる感染性胃腸炎の半数はロタウイルスが原因と言われています。2~4日の潜伏期間があり、腹痛・激しい下痢・吐き気・嘔吐・発熱などの症状がでます。
乳幼児期にかかりやすいウイルスとなります。
感染経路は糞口感染(経口感染)となりますので、手洗いだけではなくトイレの使用も気を付けてください。特にペーパーホルダー、ドアの取っ手、レバーなど手の触れるところはウイルスが付着している可能性が高いです。小さな水滴1つに数万個のロタウイルスが含まれている可能性もあるのでご注意ください。
ロタウイルスはアルコール消毒があまり効果がありません。トイレ後はアルコール消毒ではなくしっかり流水と石鹸で手洗いし、清掃は次亜塩素酸ナトリウムなどをご使用ください。

≪マダニ≫
5月になり屋外活動をする方が多くなりました。自然と触れ合う場合に気を付けていただきたいのがマダニです。
マダニの中にはウイルスを持つものもおりかまれた際に感染します。
マダニが運ぶウイルスはいくつかありますが、特に重症熱性血小板減少症候群(SFTS)にご注意ください。SFTSに感染すると発熱・下痢・嘔吐・内出血等の症状が出て、意識障害・言語障害など神経症状を引き起こし死に至ることもあります。
マダニに噛まれた場合はすぐに病院を受診しましょう。その場合マダニは自分で外さない様にしてください。あごなどが体内に残る可能性があります。





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